クイック光と「株式会社DEX(デックス)」、「MOU」、「アシスト」の関係
クイック光に関して、代理店からの強引な勧誘(電話・訪問)を受けたという体験談が多く見られます。
NTTからの連絡であるかのように装って、良く説明しないまま、フレッツ光からクイック光に乗り換えさせるような悪質な手口も行われているようです。
クイック光に関わる業者には、回線事業者・プロバイダ・代理店があります。
私自身、クイック光について調べる上で、クイック光の運営元である株式会社DEX(デックス)のサポートに、専門的な質問をしてみましたが、しっかりと回答が返ってきましたし、勧誘もされませんでした。
クイック光の悪評の一番の問題は代理店にあるように思います。
このページでは、クイック光の回線事業者・プロバイダ・代理店の関係について簡潔に解説していきます。
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クイック光の提供元(回線事業者)⇒株式会社DEX(デックス)
クイック光は、NTTからフレッツ光用に敷設した回線を借りて株式会社DEX(デックス)が運営している光回線です。
クイック光のように、NTTから回線を借りて他社が運営する仕組みを「光コラボレーションモデル」といいます。
「フレッツ光」と「光コラボレーションモデルを利用した光回線」は、同じ回線を使っていますが、運営している会社が違います。(フレッツ光⇒NTT東西、光コラボ⇒NTTから回線を借りた会社)
クイック光代理店の悪質な勧誘では、この部分を説明せず、あたかもクイック光もNTTが運営しているサービスだと誤認させるような言い方をしているようです。
実際には、クイック光は株式会社DEX(デックス)が運営している光回線ですので注意してください。
フレッツ光を利用中の方でも、クイック光を使うためには「転用」(契約会社をNTTからDEXに変更する手続き)が必要になります。
クイック光のプロバイダ⇒MOU
光回線を使うには、「回線事業者」と「プロバイダ」の2つの契約が必要です。
ただし、光コラボ回線の場合は、「回線事業者」と「プロバイダ」を1社が兼ねる場合が多いです。
クイック光の場合は、
回線事業者⇒株式会社DEX(デックス)
プロバイダ⇒MOU
に分かれていますが、実際はMOUというプロバイダを運営しているのも株式会社DEX(デックス)なので、実質1社で回線事業者・プロバイダを兼ねています。
そのため、料金の請求やサポートなどは株式会社DEXがまとめて行いますので、料金を2ヶ所に支払う必要はありませんし、サポートも1つの窓口でまとめて行ってくれます。
フレッツ光の場合は、
回線事業者⇒NTT東日本 もしくは NTT西日本
プロバイダ⇒OCNやBIGLOBE、ぷらら等
で、回線事業者とプロバイダの2社との契約が必要です。
そのため、フレッツ光からクイック光に乗り換えるためには、
回線事業者⇒NTT東西から株式会社DEX(デックス)に変更
プロバイダ⇒OCN等からMOUに変更
する必要があります。
「プロバイダを変えるだけで安くなります」とか「NTTの仕組みが変わったので、今のままで安くなります」といって、無理やりクイック光に乗り換えさせようとしてくる、強引な勧誘手口もあるようなので注意してください。
クイック光を扱っている代理店⇒株式会社アシスト
クイック光の強引な勧誘を行っている代理店として、よく名前が挙げられているのが株式会社アシストです。
先に紹介してきたような、NTTの関連会社と誤認させるような説明の仕方であったり、フレッツ光と光コラボの違いも説明せずに乗り換えさせようとする等の手口で勧誘を行っている事例があります。
電話口でPCを操作するように指示され、フレッツ光から光コラボ回線への乗り換えに必要な「転用承諾番号」を取得させられたという口コミもありました。
クイック光自体は、v6プラスの高速通信が可能な上に料金的に安いので、光コラボの中でもメリットの大きい光回線だと思います。
ですが、代理店経由で加入した場合は、加入後に確認したいことがあったり、解約する時に、また代理店を経由しないといけなくなる場合があります。
良い代理店なら問題ないのですが、対応の悪い代理店だと、後々面倒なことになり兼ねませんので、勧誘電話を受けてもすぐには加入せず、きちんと情報を精査して納得してから申し込むようにしましょう。